WordPressを始めてすぐは機能が限定的です。SEOに強いと言われているWordPressですがプラグインに依存しているところも多いため実際にWEBサイトの運営を始める前に入れておいたほうがいいプラグインがいくつかあります。
オススメのプラグインは色々ありますが、このページでは「始めに絶対に入れておくべきプラグイン」だけを紹介しています。
目次
Akismet Anti-Spam (アンチスパム)
Akismet Anti-Spam
はWordPressインストール時に必ず入っているプラグインになります。このプラグインを入れておくことでスパムの殆どを弾いてくれます。これを導入してから1度もコメントにスパムが投稿されたことがありません。お問合せフォームのプラグインと連携させたりも可能です。
有効化するには https://akismet.com/signup/(プラグイン設定からリンクがあります) でアカウントを登録しAPIキーを取得する必要があります。APIキーは1つ取得すれば複数サイトに使い回せます。
アカウント登録は有料のものがありますが無料のもので大丈夫です。まずは「Get Personal」ボタンを押してアカウント登録画面へ行きましょう。
金額が書かれているバーを左にスライドさせて¥0にできます。必要事項を入力したら青いボタンを押してアカウント発行を完了させてください。
APIキーが発行されたらAkismet Anti-Spamの設定画面でAPIキーを入力します。プラグイン画面からアカウント登録していた場合はもしかしたら自動的にAPIキーを入力してくれるかもしれません。
Converter for Media
Converter for Media
はアップロードされた画像を自動的にWebpに変換してサイト上に表示してくれます。Webpとはjpegのような画像ファイルの一種です。Webpはまだ開発途中ですが既にほぼ全てのブラウザが対応しているので安心して利用できます。もしWebpに対応していないブラウザなどがサイトにアクセスしてきた場合は自動的に元の画像を表示するようになっています。Webpにすると画像ファイルが約30%は確実に軽くなります。
基本的にインストールをするだけで機能しますが、始めは圧縮率が強めになっているので画質を維持したい場合は調整の必要があります。
便利な機能としてはこれまでアップロードされた画像の一括圧縮ができ、テーマやプラグイン全体の画像のWebp化が可能です。
Google XML Sitemaps
Google XML Sitemaps
はその名の通りGoogleに最適なサイトマップファイルを生成してくれます。このサイトマップは人が閲覧するページの事ではなく検索エンジンへ向けたサイトマップになります。Google XML Sitemaps
を導入するだけでほぼ設定すること無く稼働します。検索ロボットを弾きたいカテゴリー等がある場合はプラグインの設定内で可能です。
ただしプラグインを入れただけでは検索エンジンにサイトマップが登録されません。Google Search Console
にログインしてサイトマップのURLを登録しましょう。
Site Kit by Google
Google公式のWordPressプラグインです。タイトルに書いてあるようにアナリティクス、サーチコンソール、アドセンス、スピード(簡易PageSpeed Insights)が管理画面で閲覧できるようになります。
当然のようにGoogleアカウントが必要です。先にアナリティクスなどのサービスに登録してから連携させましょう。
WebSub (FKA. PubSubHubbub)
昔はPubSubHubbubというタイトルだったと思います。未だに何と読めば良いのかわかりませんが今はWebSub
で良いんでしょうね。これは何かというとPingみたいなものです。とりあえず登録しておけばGoogle検索に即座に表示されやすくなります。最近は殆どの方が導入しているので実感しにくいですが昔はかなり有利になりました。今でもWebSub
をインストールしているサイトとしていないサイトではかなり検索結果への掲載速度が変わると思います。
インストールすると有利になるプラグインというより、インストールしないと他より検索表示が悪くなるプラグインと言ったほうが良いかもしれません。とりあえずインストールしましょう。有効化したあとは何も触る必要ありません。
WP-Optimize – クリーン、圧縮、キャッシュ
高速化プラグインのインストールは必須です。理由は「WordPressは低速だから」です。
WP-Optimize
はサイトを高速化させるための様々な機能が盛り込まれたプラグインになります。これ1つ入れておけばどうにかなるレベルです。複雑な設定が無いため扱いやすいプラグインになっています。逆に複雑な高速化をしたい場合は「W3 Total Cache
」のようなキャッシュ専用のプラグインを利用したほうが良いかもしれません。
【特徴】
・データベースの掃除をしてくれる
・Webp画像の生成をしてくれる
・キャッシュページを作ってくれる
・Gzip圧縮してくれる
・CSS/JSの圧縮をしてくれる
特に便利なのはデータベースの掃除です。WordPressは記事編集中の状態がいくつも保存される機能があり便利ではあるのですが作りすぎてデーターベースを圧迫します。WP-Optimize
なら「投稿リビジョンをクリーン」することができるため定期的にデーターベースをスッキリさせることが可能です。
Webp画像の作成もやってくれますが僕は「Converter for Media
」の方が使い勝手がいいのでそちらで生成しています。
また、キャッシュ関係は最近サーバーの方がやってくれたりするので人によっては不必要なことがあるでしょう。
キャッシュプラグインは有名なものがいくつもあってどれが良いのか迷うと思います。僕は最終的にこのプラグインに落ち着きました。というのもサーバー側の高速化が充実してきたからです。このプラグインならキャッシュを作りつつデータベースの掃除ができるので重宝しています。
最後に
以上6個のプラグインが始めに絶対いれておいた方がいいプラグインになります。それ以外はユーザー側に対して便利なメニューを表示したりするようなものがいくつかあるくらいで普通のブログ系のサイトなら上記のプラグインだけで事足ります。